導入
「優秀なエンジニアの価値が1000倍である」という話をしていきます。
これは単なる誇張ではなく、実際のデータや具体例に基づいた事実だと私は思います。では、なぜそう言えるのか、詳しく見ていきましょう。
勉強時間
まず、勉強時間から見ていきます。
- 勉強には2種類あります:実務で役立つ勉強と役立たない勉強
- 一般の日本人の平均勉強時間は1日たった6分
- 優秀なエンジニアは仕事を1日8時間(480分)実施しそのほとんどが実務に直結する
- これは一般人の80倍の勉強量
80倍もの実務に役立つ勉強をしている人が、一般人と同じ価値しかないわけがありません。この時点で、すでに大きな差が生まれているんです。
イノベーション能力
優秀なエンジニアは新しいアイデアや技術を生み出す力があります。
- 例:業務効率化ツールの開発
- 開発コスト:100時間
- 年間の削減効果:1000時間
さらに、そのツールが他社にも販売可能なら、金銭的な価値を生み出す可能性もあります。
チームへの影響
そんな新しいアイデアや技術を持つ優秀なエンジニアがいると、周囲のスキルも向上させられます。
老子の言葉で「魚を与えるのではなく釣り方を教えよ」という言葉がある通り技術を教える事が出来ればその価値は絶大なものになります。
具体的な例だと
- コードの管理をエクセルやスプレッドシートで行っていたレガシーな案件にgitを導入し、後進育成まで出来るエンジニアが参画する
- インフラリソースをコードで管理できなかった現場でterraformの経験が豊富でコード管理に加えてCI/CDを実現出来るエンジニアが参画
どちらも
- 工数削減
- ミスの減少
- メンバーのスキルアップ
の恩恵を享受出来ます。
このような優秀なエンジニアの影響は、数字でも明確に表れます:
- 10人チームに1人の優秀なエンジニアが加わると:
- チーム全体の生産性が30%以上向上
- 年間1億円の案件で3000万円以上の追加価値を創出
結果として:
- プロジェクトの成功率が向上
- チームメンバーの離職率が減少
これらの効果を金銭的価値に換算すると、優秀なエンジニア1人の影響力は年間で数千万円から1億円以上にも及ぶことがあります。
つまり、優秀なエンジニアは単に個人の生産性が高いだけでなく、チーム全体を底上げし、組織全体の価値を何倍にも高める力を持っているのです。この影響力こそが、優秀なエンジニアの価値が1000倍以上になる大きな要因の一つと言えるでしょう。
リスク回避
最近は生成AIの台頭でプログラミングのハードルが下がってる一方でセキュリティの知識を持ったストッパー的な役割が出来るエンジニアの価値が高くなると予想しています。
優秀なエンジニアは潜在的な問題を事前に察知し、対策を立てます。
- 例:セキュリティリスク
- 平均的なエンジニア:年間5件の脆弱性を見逃す
- 優秀なエンジニア:全ての脆弱性を事前に発見・対策
- 1件のセキュリティ事故で平均5000万円の損失
- 優秀なエンジニア1人で年間2.5億円のリスクを回避可能
まとめ
これらを総合すると、優秀なエンジニアの価値は容易に1000倍に到達します。さらに、長期的な影響や波及効果を考えると、その価値は計り知れません。
私自身、元は運用監視とエンジニアと呼べない最底辺の職についていましたのでそれこそ周りにマイナスの影響を与える人や仕事を全然しない癖に謎技術でマウント取ってくる人に遭遇したりもしましたが現在は平均以上のエンジニアになれてます。
優秀なエンジニアへの投資は、企業にとって最も賢明な選択の一つと言えるでしょう。共に自己研鑽を続け、優秀なエンジニアを目指しましょう。
以上、優秀なエンジニアの価値が1000倍である根拠についてでした。
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