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windows server をNTPサーバとしてLinuxとWindowsでそのサーバを参照し時刻同期する

はじめに

この記事では、Windows ServerをNTP(Network Time Protocol)サーバとして設定し、LinuxとWindowsからそのサーバを参照する方法について説明します。

Windows Serverのファイアウォール設定の解除手順

Windows ServerのファイアウォールがNTP通信をブロックしている場合は、以下の手順で解除します。

  1. 管理者としてログインします。
  2. コントロールパネルを開きます。
  3. 「システムとセキュリティ」を選択します。
  4. 「Windows Defender ファイアウォール」をクリックします。
  5. 左側のパネルで、「高度な設定」をクリックします。
  6. 左側のパネルで、「受信規則」を選択します。
  7. 右側のパネルで、「新しい規則」をクリックします。
  8. 「プログラム」を選択し、「次へ」をクリックします。
  9. 「このプログラムのパス」に、NTPサーバのプログラムパスを指定します。通常はC:\Windows\System32\w32time.exeです。
  10. 「次へ」をクリックします。
  11. 「接続を許可する」を選択し、「次へ」をクリックします。
  12. 「すべてのプロファイル」にチェックを入れて、「次へ」をクリックします。
  13. 名前を適切に入力し、必要に応じて説明を追加します。
  14. 「完了」をクリックして設定を保存します。

Windows Serverの設定

  1. Windows Serverで管理者としてログインします。
  2. PowerShellを開きます。
  3. 以下のコマンドを実行して、NTPサーバの設定を行います。
w32tm /config /manualpeerlist:"ntp.example.com" /syncfromflags:manual /reliable:YES /update
  1. NTPサービスを再起動します。
Restart-Service w32time

LinuxからWindows Serverを参照し、時刻同期する方法

  1. Linuxマシンで管理者権限でターミナルを開きます。
  2. NTPクライアントをインストールします。例えば、Ubuntuの場合は以下のコマンドを実行します。
sudo apt-get update
sudo apt-get install ntp
  1. NTP構成ファイル(/etc/ntp.conf)を編集します。以下のように追記します。
server ntp.example.com
  1. NTPサービスを再起動します。
sudo systemctl restart ntp

これで、LinuxマシンはWindows ServerをNTPサーバとして参照できるようになります。

WindowsからWindows Serverを参照し、時刻同期する方法

  1. Windowsマシンで管理者としてログインします。
  2. コントロールパネルを開きます。
  3. 「日付と時刻」を選択します。
  4. 「インターネット時間」タブをクリックします。
  5. 「設定」ボタンをクリックします。
  6. 「インターネット時間の設定」ダイアログボックスで、チェックボックスをオフにし、「変更」ボタンをクリックします。
  7. 「サーバーの追加」ダイアログボックスで、NTPサーバのIPアドレスを入力します。例えば、192.168.1.100など。
  8. 「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。

これで、Windowsマシンは指定したWindows ServerのIPアドレスをNTPサーバとして参照し、時刻を同期します。

まとめ

この記事では、Windows ServerをNTPサーバとして設定し、LinuxとWindowsからそのサーバを参照する方法について説明しました。正確な時刻同期はネットワーク環境において重要ですので、適切な設定を行うことをお勧めします。

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